お腹の中の赤ちゃんとお母さんを守る葉酸の様々なチカラ!

妊娠すると産婦人科や、地域で行われる母親学級など様々な機会に、「妊娠中は葉酸を1日400μg摂りましょう」という言葉を聞きます。
ではなぜ妊娠すると葉酸が必要なのか、葉酸のもつ力とは何なのでしょう。
葉酸とは、細胞の情報伝達が集まるDNAの合成に必要なビタミンです。
妊娠初期、主に妊娠3ヶ月頃まで、胎内では細胞の分裂・増殖が盛んに行われます。
葉酸の働きでDNAの合成が正常に行われることで、細胞が正常に分裂し増え、赤ちゃんの脳や脊髄、内臓などが作られます。
つまり、もしこの時期に葉酸が不足していたら、赤ちゃんの脳や脊髄が正常に形成されず、神経系閉鎖障害のリスクが高くなってしまうのです。
神経系閉鎖障害には、脳の一部や大部分が形成されない無脳症や、脊椎の癒合が完全に行われず、脊髄が外に出てしまう二分脊椎などがあり、これらの先天異常のリスクから赤ちゃんを守るために、葉酸は必要なのです。
また、妊娠初期だけでなく、中期・後期にも葉酸は必要と言われています。
妊娠中は血液によって赤ちゃんに酸素や栄養を送ります。そのため貧血になる妊婦さんも少なくありません。
ここで葉酸のもつ造血効果により、妊娠中の貧血や赤ちゃんの栄養不足を予防することができるのです。
このように妊婦さんや赤ちゃんにとって必要不可欠な葉酸ですが、日頃の食事だけで必要量を摂取するのは難しいと言われています。
葉酸を多く含む食材はほうれん草や枝豆など様々ありますが、食品に含まれる葉酸は熱に弱く、また水にも溶けやすいため、調理する段階で大部分が失われてしまうのです。
その不足分を補うために葉酸サプリメントで摂取することも推奨されています。
特に赤ちゃんの先天異常の予防のため妊娠初期は積極的に葉酸を摂る必要があるので、サプリと食事両方からしっかり摂取したいですね。
葉酸サプリメントは様々な商品が販売されていますが、サプリを服用する際気を付けなければならないのが葉酸の過剰摂取です。
葉酸を1日1000μg以上摂取すると過剰摂取となり、じんましん・呼吸困難・かゆみ・発熱などの葉酸過敏症を起こす可能性があると言われています。
先ほど述べたように、熱に弱く水に溶けやすいため、食事での摂取だけでは過剰摂取になるほどの葉酸を摂取する可能性は低いです。
しかし、服用するサプリメントの葉酸量によっては過剰摂取となってしまう場合もありますので、服用する際には容量を確認し、正しく服用するようにしましょう。

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